はじめに

当社グループでは、2016年より東京大学医学部附属病院や慶応義塾大学医学部との共同研究で、世界初の癌化しない動物iPS細胞の樹立を目指して参りました。

また、再生医療分野での先端獣医療の研究を行う傍ら、臨床データを多く保有し、医療の治験の蓄積を目指して、動物病院の運営を8病院と2クリニック行っております。

また、2020年よりオンライン診療の研究を農水省の許可のもとコロナ禍中に日本で初めて実施致しました。

そして2022年より、元東京大学医学部教授の宮崎徹博士と東京大学医学部及び一般社団法人AIM医学研究所と宮崎博士が発見されたタンパク質AIMの共同研究を行って参りました。現在、共同研究成果をもとにネコの腎臓病・尿毒症の治療薬として2027年の創薬化に取り組んでおり画期的な治療法になるのではと期待しております。

このAIMは人薬にも発展する可能性を多く保有しております。

当社は、設立来、獣医療と人医療の架け橋となるとともに、先進的な医療をまず獣医療でアプライし、人医療にフィードバックするOneMedicine,OneHealthの思想を掲げて参りました。

そこで、当社は、このAIMの共同研究のように、基礎レベルの先進医療研究から応用研究に移行可能な研究を見い出し、獣医療と人医療の架け橋となるべく、人医療へのフィードバックを目指した獣医療臨床現場での研究と、その成果活用を推進する研究所として、アンメットニーズ(まだ有効な治療方法の見つからない疾患に対する未充足医療ニーズ)に応え未来の医療の発展に貢献すべく、社名を(株)エルムスユナイテッド未来医療研究所に変更したしました。

また、臨床については100%子会社で(株)エルムスユナイテッド動物病院グループを設立し臨床と研究の2社体制と致しました。